天下の小論

其の詩を頌し、其の書を読み、其の世を論ず 東洋古典の箚記集です

列子

『列子』 休みたいとか遊びたいとか

子貢「先生、勉強ばかりで少々疲れてきました。しばらく休みたいのですが・・」 孔子「生きている間、休むなどということは出来ない」 子貢「それでは、私はいつまでたっても休めないのですか?」 孔子「休めるよ。あの墓を見てごらん。死んで墓に入れば休む…

『列子』 メラビアンの法則

(今回はとても有名な話です。多分、高校で習った筈です) 心理学者のメラビアンによると、人の感情は、「態度や表情」「話し方」「話の内容」の三つで他者に伝わるという。 そして、伝わる感情の全体を100%とした時、「態度や表情」が55%、「話し方」が38…

『列子』 類に貴賤なし

日本人は、宗教的にいい加減な民族だと批判されることがある。 生まれたならお宮参りで神社に行き、教会で結婚式を挙げ、死んだら仏になるなんて話を聴けば、敬虔なキリスト教信者といった立場の人からすれば、許し難いほどいい加減かもしれない。 しかし、…

『列子』 人は自分の見たいように世の中を見る

人は、何らかの現象を見たとき、その理由を考える生き物である。どうして、そうなっているのだろうと考え、解釈し、納得する。 例えば、ある金持ちを見た時、きっと一生懸命働いたから金持ちなんだろう、と考える。人によっては、きっと悪いことをしたから金…