孟子
居酒屋などで、中年のサラリーマンが若い社員を相手に、こんなことを言ったりする。 「どうも俺はうまく立ち回れないタイプだから・・・」 とか、 「間違ったことは、上に対してもはっきり言ってしまう性分だから駄目なんだな」 ドラマなどでは、悪人がどん…
論語の冒頭は、 「学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや。朋(とも)あり、遠方より来る、また楽しからずや」 と、実に淡々と始まる。 これに比べると、『孟子』の冒頭は劇的である。 それは、梁の恵王という君主との謁見から始まる。 恵王は、孟子…
鰥夫(おとこやもめ)、寡婦(やもめ)、独者(ひとりもの)、孤児(みなしご)、という4者は、支えてくれない家族を持たない人たちである。 彼らを助けるのが政治だと、孟子は言う。 古代の聖王である文王は、必ず彼らのことを優先したというのである。 今…
TVゲームの「ファイナルファンタジーIX」の中で出てくるセリフらしい。 つい最近まで、僕は知らなかったが、かなり有名らしい。 実に良い言葉だと思う。 だから、ゲームやアニメ・漫画は油断できない。変なビジネス書や人生訓よりも奥が深い場合がある。 …
アルフレッド・スローン(元GM会長)によれば、「51パーセントの確率で正しいことをしていれば、そのうちヒーローになれる」という。 人は間違うのである。 問題は、スローンの言うように間違う確率と、間違った後の対処である。 昨今の社会を騒がす事件を見…
明治の初め、武士の商法という言葉があったように、武士はその誇りからか他人に頭を下げることが出来なかった。 もちろん、これでは商売が出来ない。 三菱財閥の創始者である岩崎弥太郎は、こういった元武士たちに、 「人に頭を下げるのではなく、金に頭を下…
親が自分の子供を教育することは、自然の摂理に反している と孟子は言う。 人としての正しい道を子供に教え、子供がそれを守らなければ、どうしても怒ってしまう。怒りは、親子の情愛を薄れさせ、その関係を悪くしてしまう。 また、親だからといって、常に正…
孟子は言う。 くすり指が曲がって伸びないとする。決して痛い訳ではなく、不便な訳でもないとする。 しかし、これをきちんと治療して貰えるとしたならば、どんなに遠くにでも行くだろう。それは、指が人並みでないことを恥じ憎むからである。 ところが、指よ…
祖国のために死ぬことが、戦いに勝つことではない。相手国のやつらを相手国のために死なせることこそ、戦いに勝つことだ。
人間には多少のやせ我慢が必要です。
此れをこれ大丈夫と謂う。
人は、悪いことの原因を自分には求めない生き物です。
全ては自らが源(みなもと)なのです
善は急げ!です。
孟子の中心思想です